怪物は本当の怪物だったの巻。

 ボクシングWタイトル戦の夜でした。

セミファイナル・WBC世界Lフライ級タイトルマッチ 12回戦
  王者・拳四朗(BMB) 2回1分58秒KO 同級1位・ガニガン・ロペス(メキシコ)

メインイベント・WBA世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦
  王者・ジェイミー・マクドネル(英国) 1回1分52秒TKO 同級2位・井上尚弥(大橋)

 まず、セミファイナルの拳四朗ですが、1Rお互いに探り合いと言った感じだったんですが、前回の対戦で距離感はある程度把握してたんでしょう。結果は2R右のボディ一発で倒しましたが、ありゃ、もう終わっちゃったの?って感じですね。決してラッキーパンチじゃ無いんでしょうが、こちらとしてはインパクトに欠ける試合の様に見えちゃいましたね。けなしてるんじゃ無いんですよ!

そして、メインの井上尚弥!!何処まで行っちゃうんでしょうかね。本当の怪物って彼の事ですよね。何時もはファーストラウンドで相手の力量を見切って仕舞うんですが、今夜は開始早々に見切って仕舞い左のボディが当たった処で、実質的には試合の結果は決まってたようなもんです。フレームの違いやリーチの差なんて何の問題も無かったですね。空間を支配するスピードと階級を上げて威力が倍増した様に思えるパンチ力、相手のチャンピオンは突出した武器を持っていないって言われてたんですが、どうでも良い位の実力差です。

ラッシュに行った時に相手のカウンターを貰うんですが、さして危険なパンチでは無い事も分かってたんでしょうね。

1RTKOであまりにも早い決着でしたが、井上の異次元の強さが際立った試合でしたね。欲を言えば最後の詰めでのパンチの精度が少し雑だった処でしょうか。

まぁ、減量苦も有ったんでしょうがチャンピオンは井上にベルトを献上する為、地球を半周して来たのかと思って仕舞う夜でした。秋に行われるWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)が楽しみです。さて、今日の一句。

            生きている 事の証や 若葉時

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