「ロバのパン屋」はロバではなく木曽馬が曳いていたの巻。

 今日6月4日は面白い事に語呂合わせで、虫の日だとか蒸し料理の日・蒸しパンの日だとかに制定されています。虫の日はまだ何となく解るんですが、蒸し料理や蒸しパンの日なんてのは制定する必要が有るんだかどうだか、少々無理やりっぽい気がして仕舞うんですが。

 蒸しパンというものは最近じゃ殆ど見かける事も無いように思いますが、私の子供の頃は「ロバのパン屋」なんてのがありまして、馬車(ロバではなく木曽馬に曳かせていたんですが)で街の中を回っておりました。そこで売ってるパンは蒸しパンばっかりだった様に記憶しています。

母親にねだって何回か買ってもらった事が有るんですが、当時の蒸しパンはあんまり美味しくなく少しかじっては残してしまい、良く叱られた思い出が御座います。まぁ、当時は蒸しパンに限らずどんなパンも妙にパサパサしていて、美味しいパンなんてのは無かった時代でしたね。歳をとるとコッペパンみたいに想い出がどれもショッパくなってしまって誠にスビバセンネ。さて、今日の一句。

               渡船場に 薄い人影 明早し                

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