今日は義士祭の巻。

　今日１２月１４日は、言うまでも無く「忠臣蔵」の日で御座います。ストーリーなんてのは説明も何の必要御座いませんが、３００年以上も前の出来事が未だにこの季節になると、あちこちで取り上げられるって事は凄い事なんですね。

忠孝なんて考え方は、戦前の短い時代にかなり歪な形で、国家・国民の思想に利用され影響を与えましたが、今の時代でもこんなストーリーって日本人は好きなんでしょうね。

史実とはかなり違った伝えられ方なんですが、後に上演された芝居や出版物を当時の庶民に受け入れられやすい情報に手直しされた事も、大きな点でしょうね。

それだけ不明瞭な事も多く、歴史好きの人達には色んな解釈も有って、近年でも関連書籍が出版されたりするんでしょう。

討ち入りした義士の数は四十七士が定説ですが、引き上げる途中に離脱した寺坂吉右衛門を除く、四十六士とする説を主張する人達もいるそうです。さて、今日の一句。

　　　　　　　　　　　　　草枯れて　何時ぞや見たる　無縁墓

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