「阪神歳末古書の市」無事終了とボクシング３大タイトルマッチの巻。

　「阪神歳末古書の市」も２８日に無事終了致しました。ありがとうございました。何時もより会期も短く最終日も午後四時閉場で、お客様も少し名残惜しそうにしておられましたが仕方が御座いません。阪神百貨店が完全リニューアルオープンの暁には、例年通りの会期に戻って欲しいもんです。

さて、年末恒例になりましたボクシングの世界タイトルマッチ。今日３０日は３大タイトル戦って事で楽しみにしてました。

　▼ＷＢＯ世界Ｓフェザー級タイトルマッチ　１２回戦
　　王者・伊藤雅雪(伴流)　７回１分１１秒ＴＫＯ　同級１位・イフゲニー・シュプラコフ(ロシア)
　▼ＷＢＣ世界バンタム級暫定王座決定戦　１２回戦
　　同級５位・井上拓真(大橋)　３－０　同級２位・タサーナ・サラパット(＝ペッチ／タイ)　
　▼ＷＢＣ世界Ｌフライ級タイトルマッチ　１２回戦
　　王者・拳四朗(ＢＭＢ)　３－０　同級７位・サウル・フアレス(メキシコ)

まず、井上拓真。初回の立ち上がりが功を奏しましたね。相手も少し戸惑ったんじゃないでしょうか。様子を見てくると思っていたら、いきなり踏み込んでの攻撃。一気に流れを持って来ましたね。その後は、前に出てくる相手の動きを良く読んで的確にパンチを浴びせて行きました。途中何度もロープに押し込まれる場面も有りましたが、要所で効果的なパンチをヒットさせていました。相手も中々タフでダウンこそ奪えませんでしたが、完勝と言っても良いんじゃないでしょうか。兄の尚弥にばかりスポットライトが当たる中、怪我で流れた２年前のタイトルマッチからハードなマッチメークを乗り越えたのは大したもんです。一応暫定王者って事で、ＪＢＣからは認められたチャンピオンではないので、次の統一戦にも是非勝って欲しいもんです。

メインイベントは、伊藤雅雪。３７年ぶりに海外（アメリカ）でタイトル奪取の後、初防衛戦です。流石にアウェイでのタイトルマッチを制した自信からか、入場時からリラックスしているのが判る程でしたね。相手はランキング１位でアマでの経験も豊富で、身長差も有り難敵と思われたんですが・・・。ガードを固めて低い姿勢で前に出てきますが引き出しが少なく、伊藤もあえて下がらず相手のプレスをさばき切りました。７Ｒでなすすべもなくタオル投入。その後の戦略が立たなかったんでしょう。完封勝ちでしたね。拳四朗の方は、放送時間の関係からわずか１分程度のダイジェストだったんで、良く分からないんですが今回の相手ならＫＯして欲しかったんですが。年末は色んな番組も有って仕方が無いんですが、３大タイトルマッチって煽るんならキチンと放送して欲しいんですけどね。さて、今日の一句。
　　

　　　　　　　　　　　　　年の瀬や　拳で語る　男あり

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