アカミミガメの憂鬱の巻。

 今日5月23日は、「世界亀の日」なんだそうです。28年前にアメリカのカリフォルニア州で「アメリカントータスレスキュー」と言うボランティア団体が結成され、2000年5月から「世界亀の日」が制定された様です。

この組織は、食料としての在来亀の搾取や違法販売等を防ぐ目的で結成されたんだそうです。

日本では、亀って言うとミシシッピアカミミガメが幅を広げ、在来種は滅多に目にする事はなくなりましたがこのミシシッピアカミミガメ、私の子供の頃森永製菓(だったと思うんですが)の景品になりその後各地の夜店の露店等で販売され、それが飼育放棄により各地の河川や池に放され繁殖したんだと思われます。確かに当時の子供たちは、池や河で子亀を捕まえては自宅で飼ったりしたもんですが、その内に飽きて仕舞って逃がしちゃうってのは当たり前に行われてました。ミシシッピアカミミガメ勢力拡大も同じ経緯でしょうね。

毎年、春と秋に即売会を行なう「四天王寺」の亀の池にも今はミシシッピアカミミガメだらけになってますし、亀を放さないで下さいって看板も有ります。

このミシシッピアカミミガメに限らず外来種が蔓延るのは、環境に適応する能力がたかい・天敵がいない等が主な条件ですが、中には一時的に爆発的に増えても、食物連鎖等の関係で一定量に落ち着く場合も有る様です。いずれにしても、外来種は何でも駆除するってのも人間の一方的なやり方とも思えます。元々は食用に持ち込まれた物も多く、役に立たないから何でもかんでも駆除するってのもどうなんでしょうね。環境の多様性って観点からは、在来種を駆逐して増えすぎちゃうのも困りもんですけど、栽培植物の多くは人の手により持ち込まれたもんですしね。さて、今日の一句。

                竜宮へ 亀の背を押す 青葉潮

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