大阪は鯨には居心地が悪いの巻。

　淀川河口付近に迷い込んだ鯨、やっぱりって言うか予想通りって言うか、死んじゃいましたね。最初は８メートル程って言ってたんですが、今日のニュースでは全長１５メートル程って言い直してました。立派な大人です。恐らく紀伊水道から迷い込んだ時点で、抹香鯨の餌になる様な大型の烏賊は殆ど生息しておらず、お腹も空いてたんでしょうね。まぁ、研究者の話では６０日程は餌なしでも生存できるって事ですが、水深2メートル程度の淀川河口では居心地が良い訳は御座いません。

しかし、なぜ鯨がこんなとこへ迷い込んでしまうのか、一因として船舶のソナーによるストレスが原因で「減圧症」になるとも言われております。ソナーを浴びたクジラはストレスを受け、ソナーの発信源から遠ざかろうとして潜水のパターンが乱れ、体内に窒素が蓄積してしまう現象が起きダメージを受け浅瀬に迷い込んだり、座礁してしまうそうです。いわゆる「潜水病」ですね。その他、シャチ等の天敵に追われたり、台風や潮流の変化も影響するみたいです。今回は、どのパターンだったんでしょう？

それにしても15メートルもの鯨の死体をどうするのか？やっぱり何処かへ埋めるしかないんでしょうね。昔の人達は、鯨が浅瀬へ迷い込んだ時点で捕まえて食べちゃったんでしょうが、死んでしまったのは食べられませんし。大事ですね。さて、今日の一句。

　　　　　　　　　　　　　　　鯨には　口に合わずや　淀の水

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