不漁の巻。

 瀬戸内に春を告げる魚、いかなごの漁が解禁されたと思ったら、全くの不漁でたった一日で終了しちゃいました。今年は、大阪湾では最初から禁漁って決まってたんですが、播磨灘では漁を行うって聞いてたんで、注目してたんですけどね。

ここん処、毎年不漁が続いてるんで、如何に春の風物詩とは言え、気軽に作って親類縁者にお裾分けって事には出来ない高級品になっちゃいました。

私の生まれ育った大阪市内の下町では、春にいかなごを炊くって風習はあんまり無かった様に思うんですが、兵庫県南部の沿岸部ではいかなごの新子を大量に炊いて(佃煮風・くぎ煮ですね)親類や知人に配る習慣が御座います。私もご多分に漏れず、度々頂いておりました。

不漁の原因って色々言われておりますが、瀬戸内海の水質が綺麗になって栄養価が少なくなり、いかなごが育たなくなったと事や、主な産卵場所の鹿ノ瀬の海底の砂の減少が影響してるそうなんです。

瀬戸内海って、ある意味閉鎖海域とも取れる訳で、その中で色んな養殖が行われてますが、あんまり養殖事業(主に牡蠣等)の規模が拡大すると、海域の栄養分が少なくなっていかなごの様な小さな生き物の生育には大きな影響が出るんでしょうね。今年もいかなごのくぎ煮は、高嶺の花(高値)になりました。さて、今日の一句。

               炊き上げた いかなごにまず 箸をつけ

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